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2024-02-03 02:16:00

伊藤咲子50周年の軌跡 第五.五弾

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伊藤咲子50周年の軌跡 第五.五弾

作曲和泉常寛&作詞中里綴の世界 

 

50周年の軌跡はサッコソングの足跡を振り返ることを目的としていますが、

今回は私情たっぷりで語らせていただきたいことがあるので、5.5弾という位置づけにしました。

 

1982年にサッコちゃんが、アルバム『おるごおる』のラストソング「ペガサス」でソウル音楽祭に出場されていたことを私が知ったのは、2003年のことです。2003年当時公式サイトでサッコちゃんが綴られていたシングル及びアルバムのエピソードの中で以下を知ることとなりました。

 

そして「ペガサス」

実はこの曲でソウルソングフェスティバルに日本代表として、他12カ国のアーティストと共に韓国へのり込んだんですよ(笑)ところが当時韓国では、日本の歌はNG

ですから私だけ英語に訳して歌わなくちゃいけないって。。。エーッ?うそでしょ!どうしよう(__)私の焦りよう、想像付くでしょ。サ~あんなインチキ英語じゃどうしようもないと言う事になって、田辺エージェンシーの偉い方から「鹿内孝」さんを紹介して頂いたんです。鹿内さんはアメリカ生活が長く、由紀さおりさんなどにも教えていらっしゃるとか噂ではとても厳しい方との事、ドキドキしながら門を叩きました。確かに厳しかったけれど、凄く分かりやすく教えてくださって、今でもあの時に習っていて良かったと、つくづく思っています。鹿内さんのOKも何とか頂いて、いざ韓国へ。もちろん惨敗m(__)でも賞を取る事が全てじゃない、貴重な経験をさせて頂いたと、今では思っています。

 

ドラえもんの道具の中でやはり1番ほしいアイテムは「どこでもドア」ではなく、のび太の机の引き出し「タイムマシーン」だ!と思った瞬間です。

 

英語のペガサスですって?!わあ、聴きたい!聴いてみたい!聴きたかった!1982年に行きたい!!!

そう、思いました。しかし、まずは原曲を聴いてみたいです。数名のひまわり隊で、ことあるごとに、サッコちゃんに「ペガサス」をリクエストしていました。

しかし、サッコちゃんからは「あの当時でも、ギリギリで歌ったのだから、今は無理よ〜」「リクエストはCD化されている曲から」とエクスキューズが続いていました。

 

そして、時を経て、2011年8月31日コンプリートボックスが発売され、サッコソングのほとんどがリエスト可能曲となりました。そのコンプリートボックスのブックレットにこんなインタビュー記事がありました。

 

「英語バージョンは後にも先にも1回きりで、時々無性に聞きたくなるんですが、どこかに放送テープ残ってないかな〜。スケールが大きな曲なので、きっと英語もハマりますよね。」

 

コンプリートボックスが発売されて、サッコちゃんの想いを知った一週間後、奇跡が立て続けに起こりました。何気に見たヤフオクに、サッコちゃんが出場された時のライブアルバムが出品されているではありませんか!何回も頬をつねり、落札に成功しました。まずは音源ゲットです。アルバムには放送局と収録日が書かれていました。当時、ライブを聴きにソウルにたびたび足を運んでいたひまわり隊大阪支部長のtoshiさんが、その情報を持って、探してくださいました。奇しくも私の誕生日に、新潟で開かれていたサッコちゃんと石川ひとみさんと岩崎良美さんとのジョイントライブを楽しんでいる最中に、「映像を手に入れました」とのメールをもらいました。こんなミラクル、本当に起こるんだ!このわずか3ヶ月での奇跡はtoshiさんの尽力があってこそなのですが、本当に夢みたいな出来事です。こうしてサッコちゃんの想いを叶え、私たちもあの日のサッコちゃんを観ることができるのは、本当にtoshiさんのおかげです。あらためて御礼を申し上げたいです。この奇跡エピソードを黙って胸にしまっておくことができないのが私です。今回の私情たっぷりをお許しください。

 

 

https://youtu.be/Y8nfGPsCHnM?si=gJ3E63T36IxWpuLS