Single CD SAKKO interview

 伊藤咲子ディスコグラフィー続編としてシングルCDのエピソードをインタビューで掲載していく予定です。

シングルCD第一弾は、2010年12月8日に25年ぶり、23枚目のシングルとしてリリースされた「女の歌」です。

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管理人

作詞された一青窈さんが、「ひまわり娘」の明るいイメージに隠された闇を描きたかったとおっしゃっていたようなんですが、サッコちゃんはどう思われますか。

 

サッコ

陰(いん)の世界に私は数年間入っていましたから、ですから、逆にビックリ‼️したわけです。陽のときにそれを言われてもピンと来なかったと思うのですが、もう、ズバリ、本当に、初めて歌詞を見たときに私の私生活を一青窈ちゃんは見ていたんだなと思うくらい、本当に、もう、どストライクで、ですから、なんにも違和感がありませんでした。そうコメント言われても、全然、私は陰でしたから。。。

 

管理人

彩図の「女の歌」にこのお話を載せても大丈夫ですか。

 

サッコ

全然!大丈夫です! 人生、ほら、いろいろあるじゃないですか。66年も生きていれば、やっぱり、楽しいこともあればつらいこともあって、今があると思うので、全然、あまりにもタイミングがあったからビックリしました。

 

管理人

ありがとうございます。もう一つは、歌謡祭で一青窈ちゃんと「女の歌」を一緒に歌われたじゃないですか。その感想をお願いします。


サッコ 

あのね、窈ちゃんて、独特の歌唱法でしょう。まして、窈ちゃんの詞だし、ああゆう節回しも、へえ!ものすごく、とても新鮮でした。だって私しか歌っていないわけですから、他の人が歌うのを聞いたこともないですし、ましてや、ご本人が作ってくれたああゆう、窈ちゃんの独特な世界観で歌ってくれたことに、ものすごい、はあー、やっぱり一青窈さんという方は、1つの大きな世界観を持った方なんだな、と改めて思いました。「ひまわり娘」を「僕らの音楽」で一緒に歌ったときは、そんなに、あまり、、、やっぱり「女の歌」をああゆう節回しで歌えるってすごいなぁ、みたいに思いました。

 
管理人

ありがとうございました。次回は「ラストメール」でお願いします。

 

サッコ

はい、わかりました。

 

https://youtu.be/Y7M7u09umqU?si=N4pi20zEG7_mfVwJ

 

2024.7月

 

第二弾「ラストメール」

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前回、ラストメールについて、サッコちゃんが、「阿久悠先生の歌詞は阿久悠先生なんですが、女性でしか書けない詞なんですよね。」とおっしゃっていたので、

 

管理人 ラストメールの作詞は円吉乃先生、女性の方の歌詞ということで、サッコちゃんが感じていることをお話ください。

サッコ

女性らしいというか、昔アルバム「おるごおる」で書いてくださった中里綴さんにとても共通するところがあるなあ、というのが第一印象で、女性ならでは、女性だから、ということを詞の端々にすごく感じて、細かい描写とかわかるわかるというか、どろどろしたところのない(修羅場のない)別れ、さっぱりした後味のいいお別れの仕方、多分、この二人はね、きっと、街で会っても、ああ、元気だった?って声をかけられるような別れ方をしているんだな、ってね、悲しい曲なんだけど、悲しみよりも2人のよかった時の想い出がふっと出てくるような、そんな曲だな、って、私自身もそういう想いを込めて歌わせていただいています。で、やっぱりお互い大好きだったんだなってそれも出てくるし、ま、大人のいろいろな諸事情で別れることになってしまったんですけど、さわやかな別れの歌って気持ちを込めて歌っています。

管理人 ちょうど40周年で、コロムビア移籍第一弾ということで、それについては何かありますか。

サッコ

老舗のね、レコード会社さんだから、まだ私なんかぜんぜん駆け出しのヒヨッコで、素晴らしい方々が在籍されていた会社なので、それとやっぱりコロムビアさんイコール流行り歌、歌謡曲というイメージを強く持っていて、この曲もピッタリという感じもしました。今も日本コロムビア所属ということをお話できることが嬉しく思います。

管理人 

ありがとうございます。重複するかもしれませんが、ラストメールの歌詞に「例えばも一度生まれてきたてきっと似た人を探すのでしょう」ってありますが、サッコちゃんの「冬の星」の「一生一度の恋にしたいの」の歌詞を思い出して、若い時の恋と大人になってからの恋の描かれ方は違って、サッコちゃんもしっとりと歌われるのが似合うようになったと感じましたが

サッコ

ええ、年齢的にもね、この歳になって、私もいろいろなことがあったし、いろんな出会いもしてきたし、そのなかで、辛いこともあったし、楽しいこともあって、そういうこと全てが歌の表現に繋がっているとしたらね、いい経験をさせてもらったと思うし、人を好きになるっていうのは、無条件というか、ある日突然恋心が目覚めたり、お互いそうゆうのがあると思うんですけど、そして、私は最終的には、すべてのことに関して、人間関係もそうだし、すべてのことに関して、私はご縁だと思っているからご縁があった方と恋愛もするし、結婚もするし、ご縁がないから別れるってことではなくて、ご縁があって出会えたことが、まずはご縁だと私は思っています。ま、これからも、私は結婚しているので、、、だけれども、いいご縁を、お仕事上でも、友達からでも、いただけたら嬉しいなって思います。

管理人 

ありがとうございます。

で、ラストメールが修羅場のない綺麗な別れの歌なんですけど、それに対してカップリングの「真夜中の二人」がいけない恋の歌をあれだけ明るく歌って、、、(笑)

サッコ

(笑)    ほんとね、ほーとんですね、あの歌詞ってリアルというかすごい歌詞なんですけど、曲がアップテンポでそれを感じさせないというか、さらっと、不倫の曲なんですけどね。

管理人

不倫の曲なんだけれども、好きになってしまう止められない気持ちがよく、

サッコ

そうですね。

管理人

曲がアップテンポだから、いやらしい感じではない、

サッコ

ないですねー。なんか、じとーってしてないですねー。へえーって不思議な感じがする曲にね、なってますね、、、

管理人

カップリングですごくバランスのとれた1枚になっていますよね。

サッコ

なかなかいい1枚になっていますね。2曲ともずっと歌っていきたいと思いますね。

管理人

ありがとうございました。次回は「プルメリアの涙」をお願いします。

2024年9月

第三弾「プルメリアの涙」